社会  実体験とリンクしない知識は子供には難しく感じられる

 

社会 経験に基づいて出てきた興味はすぐに吸収する

人間の記憶にはいくつかの種類があって「丸暗記」する記憶を知識記憶といい、より高度な「理屈を理解して憶える」記憶を経験記憶といいます。先に発達するのが知識記憶で経験記憶は後から発達してきます。そのため小学生のころは知識記憶のほうが発達しているので理屈で理解するより丸暗記するほうが得意です。ところが中学生くらいから経験記憶のほうが発達してくるので「なぜ」そうなるのかをかんがえて理解することが大切になってきます。

経験記憶は経験にもとづく筋道の通った記憶です。ですから実際には体験していなくても理屈をしっかり理解したり、事柄どうしを関連付けて憶えたりすると知識記憶ではなく経験記憶となります。
また、知識記憶として憶えたことも人に説明することで経験記憶になることが知られています。
このような特徴の知識記憶を上手に利用していきましょう。

歴史は一つ一つの事柄をばらばらに憶えるのではなく全体を物語にしていきます。歴史は人間の行った行為の積み重ねなのですべてに理由があります。「なぜ」こんなことが起こったのか、「どうして」こういうことをしたのか。理由を考えてつながりを作っていきましょう。ここで大切なのは、はじめから細かいことを憶えようとしないことです。一つの時代で一つか二つ大事な事柄を憶えます。「この時代がどうやってはじまってなぜ終わったのか。」まずそこをつなげていきます。
そうして一番大切な事柄だけをつなぎそれを物語としてしっかりと憶えていきます。それができれば次は少し細かい事柄を付け足すように、ただし必ず理由を考えるようにしてまとめます。 まとめた後に基本問題をやって理解度を確認する。間違えたところをまたまとめる。これを繰り返していくのが歴史の勉強法です。
 
 
 
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